令和3年 議会活動報告

sanmitsu

令和3年第3回定例会で、自由民主党議員団を代表して代表質問に登壇しました。
自民党の持ち時間70分の内54分44秒を使い、経済活性化や次世代へのレガシー継承等、大きく7項目の区政課題について討論。議員就任以来2年間、地域の皆様と温め練ってきた政策提案や質問を盛り込んだ原稿は2万文字を超えました。
コロナ禍での経済活動や区民活動の停滞の中、6月下旬頃からの新型コロナウイルス第5波の感染症急拡大は区政運営に多大な影響を及ぼしており、今回の質問のタイミングで新たな事業提案を行うことは困難でしたが、担当者と協議を重ね、いくつもの事業を実現に向けて前進させることができました。
これからもより魅力的な渋谷の街づくりのため、新しい発想で施策提言してまいります!

令和3年第3回定例会 9月13日一般質問
渋谷区議会自由民主党議員団・代表質問

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 新型コロナウイルス感染の自宅療養者へのオンライン診療の導入や、罹患者の完治後に長期間続く後遺症「ロング・コビット」への対策を要望しました。
 また、新型コロナウイルス感染症が更に拡大・蔓延した状況下での業務継続計画や避難所運営計画の有効性検証を提言。災害発生時に誰も取り残すことのないよう、二次避難所への避難や受入、災害時要配慮者の避難訓練など、災害発生時を想定した職員の実践的訓練の実施を提言。委託化が進む区施設避難所等での有事対応の検証と確認を要望しました。

 東京2020大会のレガシーを本区として今後どのように構築していくか所見を問い、「学校連携観戦プログラム」の貴重な経験を活かし、オリパラ教育で育んできたボランティアマインドや障がい者理解などの資質をレガシーとする学校の取組の推進を提言しました。
 また、今残さなければ永遠に失われてしまう先人の戦争体験を記録しレガシーとして次世代に継承するため、シブヤ科等での戦争体験の語り部など平和教育の実施や、街中でのイベントの開催を強く要望。近代文化遺産や若者カルチャーを再評価し、「渋谷文化」として広く世に知らしめ、後世に残していくための体制整備を提言しました。

 コロナ禍で困窮する商店街の活性化支援と新たな取組のため、区としての更なる消費促進策や補助金の設置を提案しました。
 また、社会課題解決を目指した事業をビジネス展開する社会起業家を支援するため実証事業や研究を行い新しいチャレンジを推進する場として行政主導の「LABO」の創設を提案。恒常的な事業拠点の集積地形成や、資金支援のための財源確保として「ソーシャル・インパクト・ボンド」等民間からの事業資金調達を伴う成果連動型民間委託の導入により、行政コストの削減と高い成果の実現を強く要望しました。

 低炭素な街づくりのため、電気自動車普及に向けた給電設備の設置に助成を要望しました。また、水道道路沿整備による街の賑わいの創出や多世代共生型の住まいの整備、ハロウィーン対策、「バーチャル渋谷」を活用した街づくりにおけるエンタメ支援の推進等について所見を問いました。

 デジタル・デバイド解消のため、シニアクラブ等への講師派遣や区施設への相談員常駐、デジタルネイティブ世代の子どもを講師とする多世代交流の機会を設ける等、支援の場の拡充を提案。経済的事情による格差是正も視野に入れ、統一規格のWi―Fi設置を進めるなど区内デジタル環境の整備を求めました。 
 また、区政課題を明確にするためにも二次利用可能なデータ公開によるビッグデータ分析の展開などスマートシティの推進を要望しました。

 一人一人が生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らせる地域共生社会の実現に向け、ヤングケアラーや8050問題、孤独対策といった新たな課題についても、区の関係する所管の横断的な取組による包括的な対処や重層支援体制の構築を提言しました。
 また、不妊治療の高額な経済的負担軽減のため、国の助成に区独自の上乗せ助成を実施し、子どもを望む人が産み育てやすい社会の実現を要望しました。

 教育現場において保護者会や面談もリモート参加を可能とするハイブリッド化の推進や、放課後クラブの環境整備を提言。「渋谷区いじめ防止等対策推進条例」策定の意義、一般社団法人設立による区立中学校の部活動改革推進のビジョンやスキームを質しました。